受講期間中に月収40万円の複業案件を獲得! あこがれの地方移住も実現
今回インタビューしたのは、これまでの環境を変えようと50歳で転職した外資系スタートアップ企業がわずか3ヶ月で日本撤退し、複業を足がかりにしてかねてから興味のあった独立起業を選択した残間朝子さん。ライフシフトラボを受講したきっかけや、受講までのアクションの起こし方などについてお話を伺いました。
これまでのご経歴と現在のご職業について教えてください。
2022年にフリーランスとして独立し、現在は「従業員エンゲージメント向上サポーター」として、外資系企業1社、グローバル事業を展開する日本企業2社と業務委託契約を結び、社外人事として会社の内部に入る形で組織の設計や活性化を支援する人事コンサルティングをしています。
独立する前は、グローバルに事業を展開する外資系メーカー3社、大手日系メーカー1社で営業やPL責任者、プロジェクトマネージャーなどの経験を積み、35歳のときの異動をきっかけに人事の仕事に出会いました。それ以降、人事の業務を専門にし人事戦略の策定や組織の設計を通じて、経営課題の解決に取り組むストラテジックパートナーのスキルを磨いてきました。
独立を決意するまでに、どのような葛藤がありましたか?
いつかは組織に属さない働き方をしたいと考えていましたが、自分に自信が持てず、会社員を抜け出す不安や恐れもあり、なかなか独立のタイミングがつかめませんでした。そんな中、50歳になったことをきっかけに、思い切って外資系飲食デリバリーサービスのスタートアップ企業に転職をし、現状を変えることにしました。
長年、大手企業で働いてきたので、エネルギー溢れるスタートアップ企業で一から人事体制を創り上げるチャレンジにワクワクしていました。ですが、入社からわずか3カ月後に、なんと日本法人が撤退することに! 意を決して転職したのに、すぐに失職してしまったんです。
その後は転職活動をされたのでしょうか?
はい。転職エージェントや知人からの紹介、スカウトも受けたりなど、再び転職活動をスタートさせました。ですが、また会社員に戻ることを考えても、全くワクワクした気持ちにならなかったんです。
そこであらためて自分のキャリアについて考えてみると、会社員である限り定年後もずっと働き続けるのは簡単ではないと気づきました。60歳を過ぎても再雇用で働く機会はありますが、賃金は当然下がりますし会社の業績によっては雇い止めのリスクもありますよね。
私はできるだけ長く働きたいと考えていたのですが、今から会社に入っても定年まで勤められるか、定年後もどれだけ働き続けられるか分かりません。50代になり、60代はすぐそこまで迫ってきているという感覚がありました。60代を見据えるなら、今からなんとかしなければ!と、そこでようやく独立する決心ができました。
ライフシフトラボの受講を決めたきっかけは何だったのでしょうか?
昔から組織や会社を離れて、自分のビジネスを作っていくことに憧れがありました。 そういう人に出会うと、すごくかっこいいな!と感じていました。独立を決心したものの、独立に関するノウハウはゼロでしたし、アプローチすべき市場や自身の強みやスキルをアピールする方法も分かりませんでした。次第に、「自分にはやはりできないのでは?」という想いが強くなり、なかなか一歩を踏み出すことができませんでした。
そんな時に、たまたまSNSに流れてきたライフシフトラボの広告が目に留まり、やっぱりここで一歩踏み出して覚悟を決めたいと思い、受講を決めました。いきなり独立起業するのではなく、まずは複業という働き方で、大きなリスクを取らずにチャレンジできることも魅力的でした。
受講前にどんなことを課題に感じていましたか。
自分のキャリアを客観的に見て、どの分野で、誰を対象に、どんなビジネスをすれば、フリーランスとして活躍できるのかを見つけださないといけないと感じながらも、私ひとりでは絶対にできないと感じていました。もしそれが一人でできたのであれば、これまでずっと悩んでなかったと思います。なのでライフシフトラボでは、プロに客観的にキャリアを棚卸ししていただいて、複業家として、引いてはフリーランスとして活動するための戦略設計をサポートしていただきたいと思っていましたね。人事を専門とする個人事業主やフリーランスの方はたくさんいるので、彼らとの差別化も必要だとも感じていました。
独立起業コースを受講されましたが、プログラムの中でとくに印象的だった場面はありますか。
受講前はビジネスの焦点がどこかふわっとしていて「自分は何ができる人か」という問いに、ついつい「なんでもできます!」と思っていました。それだけに、ライフシフトラボのトレーナーから、ビジネスのターゲットや売り物をシャープに定める必要があるとアドバイスしていただいたときは、とても印象的でした。「何でもできる人=相手に何も刺さらない人」になってしまうと気づくことができ、そこから自分の目指す姿を明確にイメージできるようになりました。
そこから具体的にトレーナーと一緒にキャリアやスキルの棚卸しを行い、ビジネスの戦略設計を行いました。私の場合は、「外資系企業数社での勤務経験」や「英語力」、人事のスキルにおいては「組織や制度の構築」「マネージャー経験」「社員のやる気を高める(エンゲージメント)環境づくり」がアピールポイントになると知ることができました。そこから、ターゲットは外資系企業での勤務経験を生かしてグローバル企業、中でも人事業務のノウハウが少ないスタートアップ企業にすることにして、スキル面では、これまで特に注力してきたエンゲージメントを一番の『売り』にすると決め、肩書きを『従業員エンゲージメント向上サポーター』としました。自分ひとりでは絶対にここまで辿り着くことができなかったと思います。客観的に、そして具体的にアドバイスをしていただき、一緒に形にすることができたこのセッションが印象深いですね。
受講中のどんなアクションが案件獲得に繋がったと感じていますか。
まず最初に友人・知人へ業務委託ので仕事がほしい旨を伝え、コネクション作りを行いました。その後、副業サイトなどに複数登録したところ、すぐに知人の紹介で案件を獲得することができました。また、トレーナーからのサポート受けながら、Facebookアカウントを充実させたり、自分のホームページを作成すると、複数の会社からオファーをいただくことができました。
実は、私は昔から自分のことをアピールするのが得意ではなく、独立して活動するからには、自分で自分の売り込みをしなければと分かってはいるものの苦手意識が邪魔をしていました。そんな中でも気持ちを切り替えて行動に移せたのは、信頼を寄せていたライフシフトラボのトレーナーがいつでも万全のサポート体制で、背中を押してくれて「ひとりじゃない」と思えたからだと思います。途中からは、苦手意識を感じるどころか、どこか毎回の面談を楽しみながら行動できていたと感じていますね!本当にみなさんの応援があったからこそです。
独立されて約1年半経ちますが、改めて受講の感想を教えてください。
会社員を抜け出し新しいキャリアへと転換していくことは、私にとってはとても大きなチャレンジでした。自分ひとりでは、自信がなくてずっと悩んでばかりで、スタート地点に立つこともできなかったと思います。そんな中でライフシフトラボを受講してみると、定期的にビジネスを作り出してきたプロのトレーナーとの面談があり、迷える私をリードして行動を促してくれるような感覚がありました。独立のスタート位置までレールを敷き、自力で進めるようになるまでをしっかりサポートしてくれるプログラムがとてもよかったです。
今振り返ってみても、トレーナーからのたくさんのサポートがあったからこそ、ようやくスタート地点に立ち、ビジネスを始められるようになったと感じています。一人でも、そこまでできてしまうようなスゴい人もいるかもしれませんが、多くの方はサポートがないと難しいと感じるかもしれません。その場合にはこの受講はすごく必要な投資だと思いますし、逆にしっかりと準備をして新しいキャリアを迎えるからこそ、得られるリターンも大きくなるのでは?と感じています。
今後の目標を教えてください。
人と人との繋がりやネットワークを広げることに注力していきたいですね。人事コンサルタントとして携わっていく中で、そのコンサルティングのサービスクオリティを高めることも重要ですが、それと同時にそのサービスをいかに他人の目に見えるところに置き、売る可能性を高めるかが重要だとひしひしと感じています。どんなにクオリティの高いサービスでも、売る相手がいなければ意味ないですよね。
今は、自分の繋がりの中から紹介で案件をいただくことが多いので、もちろん今ある人間関係を定期的にメンテナンスをして、繋がり続けることも大切ですが、SNS等を活用して全く自分のことを知らない人からも、声をかけていただけるようになりたいです。受講中から、「多くの人と繋がり、どう自分を見せていくかが大事だ」とアドバイスをいただいていましたが、改めて今やっぱり繋がりを広げていくことは大切だなと感じるので、これから注力したいですね。
最後に、ライフシフトラボをどんな人に勧めたいですか?
年を重ねるにつれて社会的責任も大きくなり、その中でキャリアチェンジをするのはすごく勇気がいることですし、リスクが伴うことだと思います。でも人生は長く、60歳で定年を迎えても、再雇用などを経て働き続けることが今や主流となっていますよね。 どこかで方向転換したくてもなかなかできず、家族のことなどを考えると、手足を縛られてしまう方も多いのでは?と感じています。
そんな、新しいキャリアへの想いはあるけど、手足を縛られてしまい、なかなか最初の一歩が踏み出せず悶々としてる方にぜひお勧めしたいですね。挑戦すれば、これまでとは違う風景が見えてきますし、ライフシフトラボの経験豊富なトレーナーのサポートを借りることで、困難や課題も上手く乗り切れるはずです。
写真:工藤 理世菜