現代の転職市場において、ミドル世代での転職は決して珍しいことではなくなり、50代で転職を決断する方も少なくありません。
とはいえ、50代に突入してからの転職に不安を感じる人も多く、なかでも転職後の「年収」については多くの人が頭を悩ませる大きな要因となっています。
この記事では、そんな50代転職と年収の裏事情に加えて、知っておくことで必ず役に立つおすすめの行動について具体的に紹介していきます。
50代からの転職に不安を感じている人は、今後の行動の選択肢を広げる意味でぜひ参考にしてみてください。
記事の目次
50代転職で年収が上がらない?リアルなお金の裏事情3つ
転職する際は、これまで培った経験やスキル、実績などを転職先の企業にアピールし、できるだけ高待遇で受け入れてもらえる企業を探すのが一般的です。
これは、50代の転職においても例外ではありません。特に、今後の生活や人生設計に直結する「年収」については、転職によってどのように変わるのかを押さえておく必要があります。
ここでは、50代での転職による年収の変化など、データに基づいたリアルな転職の現状を紹介していきます。
まずは、世間一般における50代転職の現状を知ることで、今後自分が行動するための参考にしてみてください。
今の年収が低いと感じている50代の人は約38%もいる
人事コンサルティングのフォー・ノーツ(東京都港区)が、全国の50代会社員を対象に調査した「50代社員に関する意識調査」によると、38%の人が自身の給料は仕事の成果と比べて「低い」と回答しています。
50代会社員の約4割近くの人が、現在の自分の年収に対し少なからず不満を抱えていると言えます。
しかし、「年収が低い」と言っても、どの程度の年収が確保できていれば満足できるものなのでしょうか。
仮に自分の年収希望額が明確に設定されていたとしても、その金額が世間一般から大きくかけ離れたものであれば、現実的に実現するのは難しいと言えます。
50代の平均年収は613万円
2020年9月〜2021年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した人の平均年収データ(20歳から65歳までの年齢別)によると、2021年における50代以上の平均年収は613万円でした。
40代の平均年収が502万円であることから、40代と50代以上との間には100万円以上の差が生まれていることが分かります。
50代の平均年収である613万円をどう捉えるかは、人それぞれ違いが生まれ 、一概に高い安いと判断できるものではありません。
また、企業の事業内容や、任されている仕事や実績、入社後の経験やスキルなどの要因によって年収に差が生まれるのも事実です。
しかし、年収に不満を持っている人は、一度こうした同世代の平均年収をひとつの指針として捉えてみることで、自分の適正年収を考える際の参考にしてみてください。
50代で転職した約4割の人の年収が下がっている
50代が現在の年収に不満を感じている場合に、最もスタンダードな選択肢として挙げられるのが「転職」です。
現在のご自身の経験やスキルを生かして転職することにより、年収アップが見込めるということも転職するメリットのひとつとなります。
しかし、実際に50代が転職に踏み切ったとき、必ずしも年収アップに繋がっているわけではないということを理解しておかなければなりません。
厚生労働省の調査によると50代で転職した場合、約4割の人が「年収が下がる」という調査結果が出ています。
また、約3割の人が「これまでと変わらない」と答え、残りの約3割が「年収が上がった」という結果になりました。
このように、これまでの経験やスキルが蓄積され、即戦力として貢献できる50代とは言え、年収アップに成功できるのは全体のおおよそ3割と限られていることも覚えておきましょう。
50代の転職で、年収が大幅に減る可能性がある人の特徴
では、50代転職で年収が「下がる人」「上がる人」には、どういった差があるのでしょうか。
ここからは、年収の増減に大きく関係するそれぞれの特徴について詳しく紹介していきます。まずは、年収が大幅に減る可能性がある人の3つの特徴について見ていきましょう。
転職での希望条件にこだわりが強い
転職先の希望条件にこだわりが強すぎる人は、結果的に年収を下げてしまう可能性が高まります。
なぜなら、こうしたこだわりの強さは、採用する企業側から敬遠される傾向が強いからです。
50代までのキャリアを考えれば、これまでの実績や経験、スキルなど企業側にアピールできるポイントをいくつも持ち合わせており、こうした裏付けによる自信もあることでしょう。
これらは間違いなくアピールポイントとなり、採用されるためのプラス要素であることは間違いありません。
しかし、採用する企業側の視点で考えれば、絶対的な信頼・信用があるわけではなく、実力に対して半信半疑な状態です。
こうした状況で、条件面で折り合いがつかなければ当然不採用になってしまいます。
そして、続けて何社も不採用が続けば、結果的に条件を大幅に下げることになり、想定よりさらに年収の低い企業に妥協せざる負えない状況に追い込まれてしまいます。
希望条件にこだわりがあることは、決して悪いことではありませんが、自分自身が「譲れない条件」「譲れる条件」をピックアップし、希望条件にある程度の柔軟性を持たせておくことが大切です。
転職先に未経験の職種や業界を選びがち
転職先に未経験の職種や業界を選びがちな人も、大幅に年収を下げる可能性があります。
採用する企業側が、50代の方に求めるものは、これまで培ってきた経験やスキルなどを生かし、即戦力として企業に貢献してもらえるかどうかです。
未経験の職種や業界を選ぶことで、こうしたメリットが失われ、採用する企業側も好待遇は提示できなくなるものです。
転職先を探す際は、自分のこれまでのキャリアの中で「培ったものは何なのか」「できることは何なのか」をよく理解すると同時に、転職先にどのようにして生かしていけるかを十分検討したうえで応募するように心掛けましょう。
未経験の職種や業界ではなく、これまでの経験やスキルを生かせるように、同業種や同職種を選択するのがベストと言えます。
転職のみで年収アップを検討しがち
「年収を上げたい」という強い思いが、結果的に年収を下げてしまうことに繋がるケースもあります。
求人募集などを見ていると、現在の自分の年収よりも高い企業の求人を目にする機会も増えてくるでしょう。
そんな時に、目先の年収アップだけに捉われすぎて軽い気持ちで応募してしまうと、入社後にご自身のイメージと異なる仕事をすることになり、後悔することも少なくありません。
応募する際には、今一度「自分は何がやりたいのか」「転職した企業でどういった仕事に携わるのか」をイメージし、求人募集の内容と合っているかどうか必ず再確認しておきましょう。
目先のメリットだけに捉われるのではなく、中長期的なイメージを持って転職活動に向き合っていくことがとても重要です。
50代の転職で、年収が大幅に上げる可能性がある人の特徴
一方、50代の転職で年収が増える人には、どんな特徴があるのでしょうか。
転職することで、年収を下げてしまう人に特徴があるように、年収が増える人にもいくつかの共通する特徴があります。
50代の求人がそもそも少ない現実をよく理解している
まず1つ目の特徴として、「50代の求人自体がそもそも少ないという現実をよく理解している」ということです。
2007年より厚生労働省が雇用対策法に追加したルールにより、企業は年齢などの制限を記載せずに求人を公開することが前提となっています。
しかし、「雇用対策法施行規則」で定められた例外事由「省令3号のイ」により、応募者の年齢制限をかけているところも多いのが現実です。
これは、採用を予定している人に対して雇用期間を定めないことを前提に、新卒者や概ね45歳未満の人の長期勤続によるキャリア形成を目的とした特例で、30代や40代を募集の上限に設定している求人が多く見受けられます。
転職で年収が上がる人は、そもそもこうした現実を事前に理解しており、転職活動の長期化を予め想定し行動しています。
例えば、希望する企業に採用されるために、事前に企業についての情報収集をおこない、必要なスキルや資格を習得しておくことで、転職活動を有利にすすめることができます。
転職先の企業の選択肢を増やすために、自分の希望条件を緩和させるのも1つの手段です。
いずれにしても、まずは50代の求人状況などを把握し、どのような現実に対してどう対応していくかを事前に考えておくことがとても大切なことだと言えます。
自分の経験値を積み上げた上で転職活動をしている
50代で転職を成功させ年収を上げるためには、経験値の積み上げは重要です。
前章でも前述した通り、企業は50代の経験やスキルを求め、即戦力となることを期待して採用します。
50代で入社して、いちから教育するのであれば、20代を採用した方がコスト面で有利であり、その後も長く雇用できるメリットがあります。
50代で転職を成功させるためには、こうした企業の期待に答えられるだけの経験値を積んだうえで転職活動に臨まなければなりません。
そして、そのためには企業が求めている経験値の中身をしっかりと理解し、自分がこれまで積み上げたものの棚卸し・整理が必要になってきます。
その上で、もし不足しているスキルがあるのであれば事前に取得するための行動が後々の転職活動で有利に働きます。
転職先での副業も視野に入れている
前述の通り、50代で転職して年収が上がった人は全体の約3割ということを踏まえると、年収を上げるための手段は複数持っておいた方が良いことが分かります。
そこで、おすすめしたいのが「副業を始めてみる」ということです。
副業の良さは、自分のやりたいことが自由に選択できる点や、転職して年収が下がったとしても下がった分を副業の収入で補填できるといった点です。
企業で働きながら副業をすることで、トータル年収をアップさせるという選択肢も持っておくと、転職先の幅も広がるのでおすすめです。
副業を始める際の注意点として、現職や転職先の企業において副業が可能かどうかを事前に必ず確認しておきましょう。
株式会社パーソル総合研究所が2021年に発表した「副業に関する調査結果(企業編)」によれば、「副業を全面的、もしくは条件付きで容認する企業」の割合は55%と過半数を占めており、2017年に政府が「働き方改革」内で副業を推進して以降、徐々の副業を認める企業の数が増えてきています。
とはいえ、現時点で副業を認めていない企業の割合も45%となっており、予め転職先の企業が副業可能かどうかを確認したうえで転職活動をおこなっていきましょう。
年収アップを目指している人は、転職だけでなく「副業」という選択肢もぜひ検討してみてください。
50代の転職を成功に導く4つのポイント
ここまで、50代の転職で年収が「下がる人」「上がる人」それぞれの特徴について見てきました。
50代転職で年収アップを目指すことは、決して簡単なことではなく、事前の準備と行動が非常に重要だと言えます。
まずは、一つひとつの特徴と自分自身を照らし合わせながら、客観的に「現在」の状況を見つめ直すところから始めていきましょう。
そして、ここでは50代の転職成功率をさらに上げるための4つのポイントについて紹介していきます。
前章で紹介したそれぞれの特徴と合わせて理解することで、50代での転職成功が現実的なものになってきますので、ぜひ参考にしてみてください。
>>関連記事:50代の転職成功率は何%!?|成功につながる4つのポイントを紹介
転職の厳しい現実を謙虚に受け止める
50代の転職を成功に導くために、まず最初に必要なことは「厳しい現実を謙虚に受け止める」ことです。
実際に50代で転職活動をおこなった人の中には、30社以上もの企業から書類選考のみで不採用になったという人もいます。
当然、それだけ不採用の数が多くなると転職活動期間も半年から1年程度の長期戦を余儀なくされることも覚悟しておかなければなりません。
また、こうした過酷な状況は、肉体面だけでなく精神面においても相当な負担としてのしかかります。
もちろん、50代まで現職の企業の発展に貢献し続け、豊富な経験とスキルを兼ね備え、多くの実績から裏付けされた自信やプライドは大事にしなくてはいけません。
しかし、転職活動の場においては、一度こうした気持ちを整理し、現実に目を向けて謙虚に向かい合わなければ、転職成功どころか採用前に心が折れてしまう人も少なくありません。
自分自身の気持ちを整理し覚悟を持って転職活動に臨むことが、転職成功に向けた第一歩となるのです。
過去の経験やスキルが生かせる仕事を探す
50代での転職活動において、経験やスキルが生かせる仕事を探すことはとても重要なことです。
なぜなら、企業側が50代を採用するメリットは「即戦力」以外の何者でもないからです。
即戦力と言ってもその中身は様々で、「経験」「スキル」「リーダーシップ」など、これまでご自身が長年のキャリアの中で培ってきたものを、思う存分アピールできるようにしておくことが大切です。
しかし、これが全ての企業に対して通用するかと言えばそうではありません。特に、未経験の業種や職種に応募する前には最大限の注意が必要です。
自分が強みと思っている部分が、企業側から求められているものでなければ全く意味のないものになってしまいます。
その場合、企業側からしてみれば即戦力どころか、50代の未経験者をゼロから教育する必要が生まれ、採用される確率は極めて低いものとなります。こうした側面からも分かる通り、自分がこれまで積み上げた「経験」「スキル」などが、企業側が「求めているもの」と一致するかを事前に必ず確認しておきましょう。
知人からのリファラル採用をもらうべく、社外の人とも交流を持つ
転職を成功させるための方法は、転職サイトや転職エージェントだけではありません。
知人からのリファラル採用を得るという選択肢も持っておくとより有意義な転職活動に繋がります。
リファラル採用とは、知人や社員による紹介採用のことを指します。
自分のことを理解しており信頼できる知人から転職先の紹介を受けたり、自分の人脈の中から転職希望先の企業で働く社員に掛け合ってみるのも1つの手段です。
リファラル採用の良いところは、自分の経験やスキル、人間性などを知っている知人から紹介してもらえるため、転職先の企業に対しての自分の信頼度が高まるという点です。
転職サイトや転職エージェントを利用した場合、履歴書や職務経歴書といった紙ベースや初見の面接で勝負しなくてはいけないため、本来の自分を深く知ってもらう機会は少ないですが、リファラル採用であればデメリットを排除できます。
しかし、リファラル採用の機会を得るためには、幅広い人間関係や紹介されるだけの信頼性などが必要となってくるため、普段から社内はもちろん社外の人とも積極的に交流を持つことをおすすめします。
50代の自分のライフスタイルに適した雇用形態を選ぶ
50代で転職を検討する際に、正社員にこだわらず、自分のライフスタイルに適した雇用形態を選ぶということも選択肢に入れておきましょう。
50代という年齢や家庭のこと、これまでのキャリアなどを踏まえると、どうしても正社員での転職に捉われがちであることは理解できます。
しかし、前述の通り、50代で応募可能な求人数は限られており、仮に年齢不問であっても書類選考の段階で不採用とされるケースも少なくありません。
不採用が続けば、離職期間が長引くことで転職活動がさらに不利になっていくことも想定されます。
そこで、選択肢として持っておきたいことは、契約社員や派遣社員、業務委託などといった非正規雇用という働き方です。
どうしてもデメリットばかりが頭をよぎりがちですが、非正規雇用で働くメリットも存在しています。
例えば、基本的には正社員とほぼ同様の条件でありながら、転勤や残業有無など、選択の幅が広がる契約社員という働き方、勤務時間の自由度や高く有給休暇なども活用しやすい派遣社員、複数企業の仕事を掛け持ちできる業務委託など、その働き方は、自分のライフスタイルに合わせて選択することが可能です。
もちろん、必ずしも非正規雇用を転職活動の選択肢に入れなければならないわけではありませんが、もし自分が正規・非正規という言葉に捉われていたり、これまでのプライドが邪魔しているという理由だけなのであれば、雇用形態を再考してみることで転職活動の幅に広がりを持たすことが可能です。
簡単に50代で年収アップ!具体的なおすすめ行動3選
ここまで読んでいただいた人ならお気付きかもしれませんが、50代の転職における「成功」とは、年収を上げることがすべてではありません。
前述した通り、年収だけを追い求めて転職活動した結果、新たな企業での仕事内容や職場環境が合わず後悔するといったケースも少なくないのです。
そうならないためには、年収などの短期的な目標に縛られることなく、今後の自分のキャリア形成と向き合いながら、中長期的な視点で転職先を選定する必要があります。
「とはいえ、年収は下げたくない…」そう考える人におすすめしたいのが、「年収」と「転職」を一度切り離して考えてみることです。
年収を上げるためには必ずしも転職だけが手段ではないのです。
では、年収を上げるためには転職以外にどういった選択肢があるのでしょう。ここでは、年収アップのために厳選した3つのおすすめ行動について紹介していきます。
50代での年収アップ成功者を探し参考にする
同じ50代の年収アップ成功者の事例を知り、参考にしてみることで、自分のこれからの行動が具体的になりイメージしやすくなります。
まずは、みなさんと同じ50代の人でロールモデルとなる人を探すところから始めていきましょう。
Twitter や FacebookなどのSNSを活用することで、多くの人のさまざまな意見や考え方を知ることができるのでおすすめです。
SNSなどを触るのに抵抗があるといった人でも、年々高まり続けるSNSの普及率を考えると、自分が将来マーケティングや情報発信する際にも大いに役立ちますので、勉強も兼ねて積極的に触れておきましょう。
>>50代の転職成功率は5%!?|成功につながるポイントを紹介
「Voicy」で副業やデジタルスキル、IT知識を学ぶ
副業やデジタルスキル、IT知識を学ぶ場合、いくつか選択肢はありますが、まずは「Voicy(ボイシー)」でラジオ感覚で学んでみることをおすすめします。
Voicyの魅力は、大手企業やメディア、インフルエンサーや起業家などの最新の役立つ情報やビジネススキルをラジオ感覚で聴くことができる点です。
特に、自己啓発やビジネススキル、副業といったテーマのチャンネル数は多く揃っており、自分に適した情報だけをピンポイントで学び成長したいという方に適した音声プラットフォームです。
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「日経電子版」や「NewsPicks」などを活用し最新情報を逃さない
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日経電子版
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料金プランは、1ヶ月あたり1,083円(3年割プラン適用時)で楽しめ、登録から最初の10日間は無料でお試し体験できます。
まとめ
50代で転職を考えた時、どうしても年収が頭をよぎり、希望条件として優先的に考えてしまいます。
しかし、必ずしも年収が高い企業に転職することが、自分の転職の成功に繋がるとは限りません。
特に、求人募集自体が限られてくる50代にとっては、年収にこだわるあまりに不採用が続き、転職活動期間や離職期間が長引くなどのリスクが生じてしまいます。
こうしたリスクを抑制するためには、「転職」と「年収」を一度切り離して考えてみることがとても大切なことです。
転職は、今後の自分の中長期的なキャリアや人生設計を踏まえたうえで、焦らず慎重に検討していくことで本当の意味で転職に「成功した」と言える結果に繋がります。
そして、現在の年収、世間一般の同世代の年収を参考にしたうえで、どのくらい年収を上げたいのかを具体的にイメージし、足らない分を副業で補っていくという考え方も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
年収アップの方法は、人それぞれで何かひとつを正解と呼べるものではありません。
だからこそ、ぜひ自分自身の生き方・人生に適した選択をして年収アップを目指していきましょう。