50代からセカンドキャリアを考えはじめる人も多いでしょう。
しかし、「セカンドキャリアは何からはじめればいいのかがわからない人」「どのような選択肢があるのかがわからない」などの声が聞こえてきます。
50代のキャリアに関する状況は明るいとは言えません。50代の転職入職者は3.5%と低く、有効求人倍率は1.0未満となり、非常に厳しい状況です。
社会的な背景も踏まえて50代の現状を把握し、計画的に取り組まなければ、自分が望まないセカンドキャリアになってしまうかもしれません。
セカンドキャリアの成功には、押さえておくポイントや注意すべき点があります。準備を念入りに行うことで、満足できる結果を得られるでしょう。
この記事では、50代からキャリアを考えなおす人に向けて、自分に合ったプランを歩むために必要な情報をお届けします。
記事の目次
50代からセカンドキャリアを考えなければいけない理由
なぜ、50代からセカンドキャリアが必要なのでしょうか?
はじめに社会的な背景から、50代からセカンドキャリアについて考えるべき理由を解説していきます。
終身雇用制度は崩壊しつつある
1990年代に日本で立て続けに起きた経営破綻やリストラをきっかけに「一度企業に入社すれば定年まで安泰」という終身雇用制度は崩壊しつつあります。
終身雇用制度は、日本の高度経済成長期に優秀な人材を囲い込むための施策として取り入れられた制度で、経済や企業の成長の上に成り立っています。
反対にバブル崩壊以降、経済や企業の成長が不安定になったの1990年代後半からは、年齢や勤続年数に関係なく実力を評価し、優秀な人材に役職や給与を反映させる「成果主義」が浸透してきています。
50代で勤続年数が長くても、実力が伴わなければ減給など評価が下がってしまう可能性もあります。
いざ転職が迫ったときでも慌てずに次の行動に移せるように、50代以降の自分のキャリアを考えておく必要があります。
早期退職者を募る企業が増えている
50代になると「定年」が近づき、現職の企業で定年まで働きたいと考える人は多いでしょう。
一方で、退職金の割り増しや有給休暇の買い取りなどの優遇措置を設けて、定年より早く退職する早期退職を募る企業が増えています。
東京商工リサーチによると、2021年の上場企業における早期・希望退職の募集人数・実施企業数とも、2009年のリーマンショック直後に次ぐペースで増加しています。
早期退職者を募る企業の7割は、赤字経営に対応するための実施です。
一方、黒字でも早期退職者を募集している企業があります。これは、バブル期前後の大量採用の影響が大きく、偏った年齢構成を改めるために実施していると考えられます。
50代でセカンドキャリアに取り組む準備ができている人は、早期退職を前向きに考え、優遇措置を有効に活かせるのです。
VUCAの時代が到来している
VUCA(ブーカ)は「変化が著しく先行きが不安定で、未来の予測が難しい社会情勢」を意味するビジネス用語です。
現代は社会経済やビジネスだけでなく、雇用制度の変革などによって個人のキャリアにおいても複雑さが増し、将来が予測しにくい時代=VUCAの時代が到来しています。
- 自然災害や感染症の流行など、人類の想像を超える出来事が次々と起こる
- シェアリングサービスやCtoCなど、業界の常識を覆すサービスが登場する
- オフィス勤務にこだわらない働き方など、いままでの常識が通用しなくなる
何が起きるかわからない時代だからこそ、50代であっても柔軟に変化へ対応できるキャリアを築いておく必要があります。
50代からのセカンドキャリアを考え、準備を整えておくことは、不透明な未来へのリスクヘッジにもなるのです。
セカンドキャリアを考える上で知っておきたい50代の現状
セカンドキャリアを考えなければならない理由に加え、雇用における50代の現状を把握しておくことも重要です。ここでは、50代の状況についてデータをもとに解説します。
50代の転職入職率は3.5%
転職入職率は「全労働者に対する新たに就業した労働者の割合」を示したデータです。
厚生労働省の令和3年上半期雇用動向調査結果による「転職入職者の状況」を年代別にまとめました。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
男性 | 10.5% | 7.3% | 3.0% | 2.7% |
女性 | 7.8% | 6.2% | 4.8% | 4.4% |
合計 | 9.6% | 6.8% | 3.9% | 3.5% |
50代の転職入職率は男女平均で3.5%で、20代〜40代に比べて最も低くなっており、転職者が他の年代よりも少ない状況であると読み取れます。
男女別で見ても、男性2.7%・女性4.4%となり、とくに50代男性は非常に低い数値で、転職活動の厳しさを表しています。
50代の転職者が他の年代より少ないことから、転職を成功させるのは簡単でないと言えるでしょう。
転職して年収が上がったのは全体の2〜3割
転職して収入をアップさせたいと思っても必ず実現できるとは限りません。50代の転職では、収入を増やせるのでしょうか?
厚生労働省の令和3年上半期雇用動向調査結果「転職入職者の賃金変動状況 」をもとに、年代別に転職後の賃金変動収入の変化をまとめました。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
増加 | 44.8% | 40.0% | 37.0% | 27.4% |
変わらない | 26.0% | 30.0% | 35.5% | 30.6% |
減少 | 28.2% | 30.0% | 26.5% | 41.2% |
50代では、転職によって収入が増えた人は全体の約27%にとどまり、20〜40代と比べて最も低い割合です。
50代の70%以上は転職後も収入は変わらない、もしくは減少しており、収入アップにつながる転職は狭き門と言えます。
50代で転職して収入を上げられる人は、全体の2〜3割であると認識しておきましょう。
転職が決まるまでに「6ヶ月以上」かかる人が半数を超える
50代で転職を成功させた人は、どのくらいの期間で内定を獲得しているのでしょうか。
エン・ジャパン株式会社が運営する「ミドルの転職」のユーザーアンケートで、年代別の転職活動期間を見てみましょう。
50代では、転職活動に6ヶ月以上かかった人が半数を超えているのがわかります。
6ヶ月程度の人が最も多く全体の3割を占めています。4人に1人は転職活動に1年以上かかっていることにも注目です。
50代は20〜40代に比べて転職活動に6ヶ月以上かかった人の割合が多いことからも、他の年代よりも長期化しやすい傾向にあります。
50代では、転職を決めるまでに6ヶ月以上の時間がかかることを理解しておかなければなりません。
20〜30代の若手に比べて求人数は少ない
50代が応募できる求人は、20〜30代に比べて少ない現状を理解しておきましょう。
東京労働局による「関東市場圏有効求人・有効求職年齢別バランスシート」を参考に、関東圏年齢別の有効求人倍率をグラフにまとめました。
有効求人倍率は、求職者に対する求人数の割合で、「数値が低い=求人数が少ない」を表します。
データによると、年齢が上がるにつれて有効求人倍率は低くなり、求人数が少なくなっている状況です。
45歳以上では有効求人倍率が1.0を下回っています。つまり、求職者1人に対する求人数が1件に満たない状況で、45歳以上で応募できる求人がいかに少ないかを表しています。
50代では少ない求人に対して応募が多くなるため、競争が増して評価基準も上がり、内定が取りにくくなるのです。
50代でセカンドキャリアを成功させる5つのポイント
50代がセカンドキャリアを考える理由や転職市場の現状を見てきました。キャリアを考える時、50代がおかれている状況は決して簡単ではありません。
ここでは、ここまでの内容を踏まえ、50代からセカンドキャリアを成功させる5つのポイントを紹介します。
社会情勢を踏まえて情報収集をする
50代でセカンドキャリアを成功させるためには、情報収集が欠かせません。
50代が転職できる可能性は高くありませんが、採用されやすい業種や職種へ視野を広げて情報収集することで、自分に合う仕事を見つけやすくなります。
例えば、厚生労働省の「職業別常用新規求人倍率 」を見てみましょう。有効求人倍率が比較的高い営業職や技術職では、専門知識だけでなく、長い社会経験の中で培ったヒューマンスキルを活かせます。
警備員や介護職など人手不足が深刻な職種なら、50代の未経験者でも採用されやすいので、検討してもよいかもしれません。
いままでのスキルや経験を活かすキャリアについて考えるだけでなく、社会情勢を踏まえて情報を集めることで、自分の将来の可能性を広げられるでしょう。
「キャリア自律」の意識を持つ
キャリア自律について、産業・組織心理学会は研究論文の中で次のように定義しています。
「自己認識と自己の価値観、自らのキャリアを主体的に形成する意識をもとに、環境変化に適応しながら、主体的に行動し、継続的にキャリア開発に取り組んでいること」
50代が若年層だった1990年代ごろは、年功序列や終身雇用が主流で、企業に依存した状態でキャリアを形成する人が多い傾向にありました。
成果主義が浸透した昨今では、自分のキャリアは自分で切り開いていく必要があり、企業に頼っていては時代に取り残されてしまうでしょう。
50代でセカンドキャリアを成功させるためには、自らの意思で主体的にキャリア形成に取り組む「キャリア自律」を意識した行動が大切になるのです。
キャリア自律についての詳細は、こちらをご覧ください。
>>関連記事:キャリア自律とは|実現に向けた5ステップから企業事例、メリットまで網羅
今までのキャリアの棚卸しをする
50代でセカンドキャリアを成功させるには、キャリアの棚卸しを入念に行い、50代のセカンドキャリアにつなげることが大切です。いままで培ってきたスキルや多くの経験を洗い出し、自己分析を行いましょう。
キャリアの棚卸しで過去の自分を客観的に捉えると、自分の強みを見つけられます。
- 知識や経験をともなう得意分野
- 自分ならではの専門性
- 秀でているスキル
自分の強みを把握し、セカンドキャリアでどのように活かせるのかを考えましょう。環境が変わったときに強みをいかに応用できるかが重要です。
自分の強みを見つけるためにも、いままでのキャリアの棚卸しをおすすめします。
中長期的なキャリアプランを考える
セカンドキャリアは、自分のキャリアプランを達成するためのひとつの手段です。
50代からのキャリアでは「仕事によって何を得たいのか」「どのように生きていきたいのか」という、人生感が大切になります。
譲れない価値観や大切にしたい人生観を反映させたキャリアプランを考えておくと、セカンドキャリアにも意欲的に取り組めます。
キャリアプランでは、目先の目標だけでなく、5年後・10年後にありたい自分の姿も描きましょう。
定年までに残された時間を意識し、さらに定年後についてもイメージしていくことで、進むべき道を選びやすくなります。
キャリアを相談できる環境を作る
50代でセカンドキャリアを成功させるためには、自分一人で抱え込むのではなく、誰かに相談できる環境を整えておきましょう。
現職の企業にキャリア相談室があれば、利用をおすすめします。福利厚生の一環として、キャリア形成の専門家によるアドバイスを受けられます。
またキャリアについて話しやすい上司や同僚がいるのであれば、相談してみましょう。
仕事の状況をよく知っている上司や同僚なら、思わぬアイデアやアドバイスを受けられるかもしれません。ただし、相談相手はしっかり見極める必要があるので、注意が必要です。
企業内で相談できる環境がない場合は、有料のキャリア相談サービスやハローワークなどの利用がおすすめです。
ハローワークで設置されている「生涯現役支援窓口」は、再就職を目指す55歳以上の人が利用できます。
50代からのセカンドキャリアの選択肢
50代からのセカンドキャリアには、どのような選択肢があるでしょうか。
- 転職する
- 復業(副業)をはじめる
- 独立する
- プロボノ活動する
これら4つをそれぞれ紹介していきます。
別の会社へ転職する
セカンドキャリアとして一番に思いつくのが転職ではないでしょうか。別の会社へ入社し、気持ちも新たにキャリアを築ける選択です。
50代の転職は、転職者や求人数が若年層に比べて少ない事実や、活動期間が長期化しやすいなどの現状を把握した上で検討する必要があります。
未経験でも50代から挑戦しやすい業界や職種もあるので、現職からのスキルアップや収入アップにこだわらず、自分の人生プランにあった仕事を見つけましょう。
50代での転職活動は、念入りに準備して挑むのが重要です。
現職を続けながら復業(副業)を始める
50代からの新しいキャリアは、復業(副業)からスタートさせられます。現職を続けながら活動できるので、未経験分野でも挑戦しやすいのがメリットです。
復業(副業)によってキャリアの幅が広がり、スキルアップにもつながります。
- 物事に主体的に取り組む姿勢が身につく
- 新しいスキルの習得で仕事の選択肢が増える
- 本業とは別の人脈ネットワークを築ける
復業(副業)は自らの意思で活動するため、本業では得られない経験を積む機会となり、自分を成長させられるのです。
50代でセカンドキャリアを考えるときは、転職だけでなく、復業(副業)でキャリアを広げられる方法もあると知っておきましょう。
会社を辞めて独立する
50代からのセカンドキャリアでは、企業に属さず独立して活躍する方法もあります。独立には2つのパターンがあります。
- 個人事業主として開業する
- 会社を経営する
どちらの方法でも、下記のような方向性が考えられます。
- 本業に関わる業種や職種で開業(アドバイザーや業務代行など)
- 趣味に関連する分野で開業(セミナー講師やインストラクターなど)
売り上げが伸び、従業員を雇うほど規模が大きくなってきたときに、法人化して会社経営を検討してもよいでしょう。
未経験分野での独立はリスクを伴いますが、需要が高く、利益を追求しやすいジャンルであれば、未経験からの挑戦も可能です。
- マニュアルが整っているフランチャイズ系
- ヒューマンスキルを活かすコンサルティング業
独立は、50代からのセカンドキャリアで成長したい人や実力を試したい人におすすめの選択肢です。
プロボノを通じて社会経験を積む
プロボノは、自分の専門的な知識やスキルを活かして社会貢献となるボランティア活動や、参加する人を指します。
専門性を活かせるプロボノは、本業とは別の社会経験を積む機会となる活動として、注目が集まっています。
プロボノで得られる主な経験は下記です。
- 本業にはないプロジェクトに参加できる
- 年齢も業界も違う人と新しい関係を築ける
- 知らない環境で自分の実力を試せる
プロボノは社会貢献しているという満足感も得やすいため、やりがいを感じられる仕事に出会える可能性が高くなります。
新たな活躍の場を見出す機会となるプロボノは、セカンドキャリアにつながる活動となるでしょう。
セカンドキャリアを歩む上で必要な資格とは?
50代からのセカンドキャリアでは、必ずしも資格が必要とは限りません。資格が必要かどうかは、セカンドキャリアの方針によって判断しましょう。
転職によってセカンドキャリアを歩むなら、50代は資格よりもスキルや経験が重要視されます。
50代の転職者に対して企業は即戦力性を求めます。スキルや経験を活かして入社後すぐに活躍でき、結果を出せるかどうかが評価されるのです。
ただし、希望する職種で業務上必要となる資格は評価につながるので、事前に取っておくとよいでしょう。
セカンドキャリアとして独占業務のある士業で独立を目指すのであれば、資格は必要になります。例えば下記のような業種です。
- 弁護士
- 公認会計士
- 税理士
- 司法書士
- 社労士
転職する場合でも独立でも、必要になる資格は取得しなければなりません。どのような資格を目指すときも「資格取得」が最終目的にならないように注意しましょう。
50代でセカンドキャリアを考えるときの注意点
ここまでセカンドキャリアを成功させるためのポイントや、選択肢について紹介してきました。セカンドキャリアを考えるときには、注意しておきたいポイントがあります。ここでは3つの注意点を解説していきます。
今後の活動資金を溜めておく
50代からのセカンドキャリアでは、現職と同じ収入を得られるとは限りません。そのため、活動資金を貯めておく必要があります。
厚生労働省の調査では、転職によって収入が下がった50代は4割以上を占めており、収入面での厳しさを示しています。
転職以外のセカンドキャリアとして独立を選ぶ場合でも、スタートしてしばらくは一時的に収入が下がる可能性を考えておかなければなりません。
資金の蓄えがあれば、収入が下がっても焦らずに活動できるでしょう。収入による不安をなくし、自分のキャリアプランに向かって正しい選択と行動ができるように、活動資金を溜めておくことをおすすめします。
家族の理解を得る
50代でセカンドキャリアを考えるときは、事前に家族の理解を得ておきましょう。
家族がいる人にとってのセカンドキャリアは、自分だけでなくパートナーや子どもにも関わる問題です。
「どのようなセカンドキャリアを歩みたいのか」「将来をどのように考えているのか」など、自分の考えと家族の状況を踏まえて話し合いましょう。
50代からセカンドキャリアを成功させるためには、家族のサポートが欠かせません。自分の将来のプランを説明し、家族からの理解を得て協力してもらえるようにしましょう。
セミナーに参加し人脈を作る
50代からのセカンドキャリアでは、セミナーに参加するのもおすすめです。ハローワークやビジネススクールなどでさまざまなセミナーが開催されています。
セミナーでは、セカンドキャリアに必要な知識や情報を得られるだけでなく、人脈を作れるメリットもあります。
セミナー参加者は、さまざまな業種や職種から、同じようにセカンドキャリアを目指す人たちです。セミナーをきっかけに仕事につながる人脈や、同じ目的をもつ人との出会いを得られるでしょう。
一人では不安でも、仲間が見つかることで情報交換や悩み相談などでき、セカンドキャリアを意欲的に進められるようになります。
「50代のキャリア」に関するSNSの意見
50代のセカンドキャリアについて、SNSではどのような意見が出ているでしょうか。SNSでは現実を目の当たりにしたリアルな意見が述べられています。ここでは「50代のキャリア」に関する声を見ていきます。
今までの職歴が重要となる
「50代のキャリアアップには学歴や職歴が重要になる」というツイートです。
50代の転職入職率が3.5%であることからもわかるように、50代の転職は厳しい状況です。厳しい状況の中でキャリアアップを目指した転職となると、非常に狭き門となります。
50代の転職者には即戦力性が求められるため、大手勤務かどうかというよりも「入社後すぐに企業へ貢献できるスキルや経験があるかどうか」が評価されます。
キャリアの棚卸しで自分の強みを明確にし、企業へアピールすることで50代からのキャリアを構築できるでしょう。
キャリアの棚卸しが大事
「キャリアの棚卸しで50代の転職につながるキャリアを築こう」というツイートです。
50代でセカンドキャリアを成功させるためには、入念なキャリアの棚卸しが欠かせません。できることや得意分野、実績などをしっかり洗い出して、現状を把握しましょう。
自分の現状と50代が求められるスキルや経験を比較し、ギャップを埋めるようにキャリアを築くことで、満足度の高いセカンドキャリアを歩めるでしょう。
50代からのキャリア再構築は難しい
「50代からのキャリアを再構築するのは難しいと感じる」というツイートです。
50代でも転職して雇われる以外に、個人事業主や会社経営で独立するという選択肢もあります。
いままで関わってきた業界や分野ならスムーズにスタートでき、未経験でも社会から需要の高い分野でチャレンジできます。
再構築に難しさを感じ、雇われて働くモチベーションが保てない場合は、独立を視野に入れてキャリア形成に励むとよいでしょう。
周りの声に流されず自分の意思でキャリアを考えるべき
「キャリアは年齢や世間に制限されるものではなく、自分の意思で行動するべき」というツイートです。
50代でも、やりたいことをやる行動力と目標を持ってチャレンジしていれば、年齢に関係なく自己実現を達成できます。
そのためには、他人の意見に流されず、自らの考えで主体的に自分のキャリア形成に取り組まなければなりません。
50代のセカンドキャリアの自律を支援する「ライフシフトラボ」
50代におけるセカンドキャリアの重要性は理解できたけれど、何からはじめればよいかわからないという人は「ライフシフトラボ」を活用しましょう。
ライフシフトラボは「人生後半も活躍し続けたい」「会社に依存せず活路を拓きたい」という気持ちを支援する、45歳からの実践型オンラインビジネススクールです。
50代からのセカンドキャリアの自律も支援しており、定年後も見据え長期にわたって自由に働ける複業の実現を目指しています。
ライフシフトラボについて、下記にまとめました。
運営会社 | 株式会社ブルーブレイズ |
コンセプト | 複業を足がかりに脱・会社依存 |
受講者の年齢 | 約90%が40歳以上 |
受講期間 | 60日間オンラインの短期集中型 |
受講料金 | 個別説明会にて案内複業デビュー後、充分に回収できるリーズナブルな料金 |
受講スタイル | ・オンデマンド講座 ・全8回のマンツーマン面談 |
プログラムの内容 | ・キャリアプランニング・ゴール設定 ・自分商品化 ・複業/社外活動デビュー実践 ・複業活動の継続コーチング |
メリット | ・複業デビュー率95% ・誰に価値提供できるかがわかり、自分を “商品化” できる ・実践型プログラムで、複業活動を実際にスタートできる ・複業を足がかりに、今後30年間のキャリア自律の活路を見出せる |
サポート | ・同世代のキャリアコーチがマンツーマンで伴走支援 ・各領域のプロに直接質問し放題で、複業の着実な駆け出しをサポート ・人材・キャリアのプロが監修 |
ライフシフトラボでは、受講生のキャリア自律までキャリアコーチが併走してくれるので、何からはじめればよいかわからない人でも安心して取り組めます。
50代からセカンドキャリアの自律に取り組みたい人は、受講を検討してみるとよいでしょう。
まとめ
この記事では、50代からキャリアを考えなおす人に向けて、自分に合ったプランを歩むために必要な情報をまとめてきました。
50代のセカンドキャリアでは、成功のポイントや注意すべき点を押さえた行動が重要です。昨今の社会的な背景も踏まえ、50代の現状を把握して取り組みましょう。
50代のキャリアに関してSNSでは「年齢的な厳しさを感じるものの、いざ行動を起こす時に備えて準備すれば明るい未来を手に入れられる」という意見がありました。
自分のキャリアに向き合い、自らの意思で積極的に取り組む「キャリア自律」の意識をもった行動が50代でのセカンドキャリアの成功につながります。
しっかり準備を整えて、50代からのセカンドキャリアで明るい未来を手に入れましょう。