50代で現在の仕事に限界を感じ、退職や転職を考える方は決して少なくありません。

しかし、現実に目を向けると「50代で良い転職先が見つかるのだろうか?」「家族のことを考える…」「ここまで積み上げてきたキャリアを捨てるのは…」などの葛藤の中で仕事を続けられている方も多い現状があります。

この記事では、50代で仕事の限界を感じるビジネスパーソンの現状や悩んだ時に取るべき対処法について詳しくお話ししていきます。

50代で現在の仕事に限界を感じておられる方は、その心の葛藤から抜け出すためのきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください。

 

この記事の監修:勝田健氏
スタートアップ企業に特化した転職エージェントに従事。大手VCと連携し、累計約100名のCxOポジションに紹介実績あり。転職エージェント歴22年。スタートアップ業界の豊富な人脈(VC・起業家・CxO)と知見が強み。個人の「WILL」をベースとしたキャリア支援実績は累計2000名以上。スタートアップ企業の採用支援経験を活かし、自らも複業(結婚相談所・採用コンサルティング・新規事業起ち上げ支援)を実践。幅広い業界・サービスのビジネスモデルを熟知。

50代中高年が仕事に限界を感じる瞬間5選

一般的には、仕事に限界を感じ退職や転職などを検討するのは、若い世代の方が多いというイメージをお持ちの方が多いようです。

しかし、実際には50代でも同じ悩みを抱えている方はたくさんいらっしゃいます。

まずは、50代で仕事に限界を感じているのは「自分ひとりだけではない」ということを理解することがとても大切です。

ここでは、50代中高年が仕事に限界を感じる瞬間について、5つの具体例を交えながらご紹介していきます。

客観的な視点で見ていくことで、正確な自己分析に繋げられます。

1. ポジションや役割において能力や実績が正当に評価されない

これまで積み上げてきた経験やスキルを活かして、「まだまだ自分が勤める企業に貢献したい!」と思っているにも関わらず、企業から思うようなポジションに配属してもらえず、自身の経験や能力を出し切れていないと感じている方が多いようです。

以前と比べて「会議に呼ばれる回数が減ってきた」「大きな仕事を任せてもらえない」という悩みを抱えている方もいます。

企業が自身にどのような期待をしているのか伝わらず、能力を生かしきれない環境に歯がゆさを感じている50代が多いことがわかります。

まだまだ成長意欲が高く、今後のキャリアに対する危機感を感じるからこその悩みと言えます。

2. 役職定年により地位や肩書きを失った

役職定年でこれまでの役割や職務を解かれ、地位や肩書きを失ったことをきっかけに、現在の仕事に対して限界を感じた50代の方もいます。

これまで築き上げたキャリアを一気に失ったことによる、損失感やモチベーション低下が原因と言えるでしょう。

厚生労働省所管の独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」(※)が発表した調査データによると、2019年時点で役職定年制を導入していた企業は28.1%で、大手企業ほど役職定年制の導入率が高いことが分かっています。

長年に渡って、自分が勤める企業の発展に身を捧げてきた50代だからこそ、役職定年が与える働き方ややりがいへの影響は大きいと言えます。

(※)参照:独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」

3. 上司が自分よりも年下になった

昨今では、年功序列制度の見直しや、前述した役職定年による影響もあり、上司が自分よりも年下になるということは決して珍しいことではありません。

こうした状況で、仕事がやりにくいと感じる50代の方も多いようで、「お互いに思ったことを正直に言えない」「年下の上司が経験不足」「世代間のギャップに戸惑いを覚える」などの声も聞かれます。

仕事を遂行するうえで上司部下の関係である以上「年齢は関係ない」と、頭の中では理解していても、心の中にもやもやを抱えたまま働くことで人間関係のトラブルに繋がるケースも少なくありません。

仕事できっちり成果を上げていきたいと考える50代にとって、こうした年下上司の存在が思わぬ障壁となり、限界を感じてしまう瞬間になるのです。

4. 企業の将来性に不安を感じるようになった

企業の業績低迷や業績不振が続けば、当然将来性に不安と限界を感じてしまいます。

これは年齢を問わず、企業で働く誰しも抱く感情であり、ごくごく自然なものです。

特に長年企業を支え続けてきた50代の方は、これまでのキャリアのなかで企業の経営スタイルや方針転換などにも積極的に携わってきた方も多く、業績推移にとても敏感です。

また、業績低迷の影響から、リストラや給料カットなどのしわ寄せに危機感を覚える50代の方も少なくありません。

こうした企業の将来性への不安感から、現在の仕事に限界を覚える方も多いと言えます。

5. 会社内の人間関係に悩んでいる

どの世代でも仕事上の人間関係のトラブルを課題に感じる人は多く、長年企業で多くの人と関わりを持ってきた50代も例外ではないようです。

具体的な内容として、上司からのパワハラや嫌がらせ、出向者との関係性のもつれなどが挙げられ、前述したように年下上司との関係性に悩んでいる方もいます。

これまでは我慢していた人間関係であっても定年が見えてきたことで、ストレスを感じながら働くことに見切りをつける良いタイミングであった、という考え方もできます。

仕事に限界を感じた人が取るべき2つの行動

ここまで、50代中高年が仕事に限界を感じた瞬間について5つの具体例とともに紹介してきました。 こうした問題で悩んでいるのは「自分ひとりだけではない」ことを理解していただけましたでしょうか。

では、仕事に限界を感じた人が実際に取るべき行動には、どういった選択肢があるのでしょう。長年貢献し続けてきた企業を今すぐに退職することでしょうか?今まで積み上げたキャリアや人望を捨て今すぐに転職することでしょうか?たしかに、これらも選択肢のひとつに含まれるかもしれません。

しかし、まず最初に考えなくてはいけないことは「自分の人生を豊かにする」ということです。現在の自分を客観的に見つめ直し、将来の自分をイメージすることがとても重要なことです。

ここでは、仕事に限界を感じた人が取るべき2つの行動について詳しく紹介していきます。

1. 新しいビジネス知識を学ぶ

50代で仕事に限界を感じた時に取るべき行動のひとつめは、新しいビジネス知識を学ぶことです。

50代になってから新しいビジネス知識やスキルを学ぶと聞いて「今さら新しいビジネス知識…」「自己投資するような年齢でもない..」という抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし、これから先の人生を考えた時に新たな学びの時間はとても大切です。

なぜなら、今後長年働き続けた企業を退職するにしてもまだリタイアする年齢ではなく、その先も仕事をして働かなくてはならないからです。 現実に目を向けると、50代で転職をするということは決して簡単なことではありません。 現在の企業でのキャリアがあったとしても、年を重ねるごとに転職のハードルは高くなります。

しかし、現在の企業に在籍しながらコツコツ新たなビジネス知識を学んでおくことで、今後の転職活動を有利にすることができます。

また、新しいビジネス知識を学ぶことは、ご自身の今後の人生の選択肢を大きく広げることにも繋がってきます。

昨今では、政府が促進し大手企業でも認められるケースが増えてきた「副業」ですが、コロナの影響もあって、そのニーズは高まる一方です。 これは若い世代だけでなく、長年のキャリアで培われた専門知識をすでに持っている50代でも同様のことが言えます。

そして、注目したいのは副業をする理由についてです。 「収入を増やしたい」という理由が多いことは想定できますが、「自分の活躍の場を広げたい」「副業の方が好きな仕事だから」「さまざまな分野の人と繋がりたい」など、人生をより豊かにするために副業をしている方も多くいます。

こうした副業に挑戦するためにも、新しいビジネス知識の習得に力を入れることはとても有効と言えます。

この記事では、ビジネス知識を学ぶおすすめの方法についても下で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

2. 人生の目標を考え直す

仕事に限界を感じた時に、人生の目標を考え直すことはとても重要なことです。人生の目標を考え直す際に必要な思考は「これまで」を振り返り、「これから」を具体的にイメージすることです。

50代の方はこれまで約30年にもわたってキャリアを築いてきました。30年という時間を企業に費やし仕事をし続けることは決して簡単なことではありません。 バブル経済の経験や、コンプライアンスが整っていない時代のなかで山あり谷ありのさまざまな経験もされてきたことでしょう。

こうしたこれまでの自分自身の仕事における人生を振り返り、その場面場面での考え、想い、選択、葛藤、経験などを振り返ってみることで、きっとご自身の強みや価値観、やりたいことや好きなことを改めて見つめ直すことができ、「これまで」をしっかり振り返ることができます。

つまり、「これまで」を振り返ることは、忘れかけていた過去の自分の気持ちを奮い立たせることに繋がります。

「これまで」を振り返った上で重要なのが「これから」を具体的にイメージすることです。

50代の方は、企業の中で年齢的な部分で見れば、ベテランと捉えられることが多いです。 しかし、ご自身の人生に置き換えてみてください。 「人生100年時代」の昨今では、まだ人生の折り返し地点に差し掛かった段階です。 企業で働く期間だけで考えても70歳まで働くことを想定すれば約20年、人生で考えても約50年の時間が残されていると捉えることができます。

残りの時間を「どのような目標を持って過ごしていくのか」「どのような人生にしていきたいのか」を改めて考えることで、今後の人生に大きな影響を与えることになります。

50代になり仕事に限界を感じた「今」だからこそ、ご自身の人生の目標を考え直す最高の機会と捉えることができます。

新しいビジネス知識を学ぶおすすめ方法4選

50代で仕事に限界を感じた時に取るべき行動は、すぐに退職や転職を考えることだけではありません。 今後のご自身の人生を豊かにするために、どういった思考を持ち、どのように行動していくかがとても重要です。

では、新しいビジネス知識を学ぶにはどういった方法があるのでしょうか。

ここでは、前述した「新しいビジネス知識を学ぶ」ためのおすすめの方法について4つの具体的な例を挙げながらご紹介していきます。

どれも多くの人が実践しており、ご自身の学びに役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. グロービス学び放題やNewsPicksで新たな知見を得る

ビジネスパーソンとして仕事をしていくうえで、ビジネススキルの習得や経済ニュースの把握は欠かせないものです。

そこでおすすめしたいのが、「グロービス学び放題」と「NewsPicks」という2つのプラットフォームです。 まずは、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

グロービス学び放題

グロービス学び放題は、会員数20万人以上から支持される人気の定額制動画学習サービスで、ビジネスに必要とされる体系的な知識を手軽に学ぶことができます。

母体であるグロービス株式会社は、社会人向けの学校法人「グロービス経営大学院」を運営しており、多くのビジネスパーソンが通っていることで知られています。

グロービス学び放題では、普遍的なものからトレンドの分野まで500コース3900本以上の動画を教育コンテンツとして備えており、その学習分野は「戦略・マーケティング」「組織・リーダーシップ」「キャリア・志」など、9つ以上にもおよびます。1本あたりの動画時間は「約3分」で構成されており、忙しいビジネスパーソンが隙間時間に手軽に視聴できるのも魅力のひとつです。

また、トヨタやニトリ、キリン、JTBなどの大手企業が法人契約し社員向け教育ツールとして導入していることから、その信頼性の高さもうかがえます。

料金は、年間プランの加入で1ヶ月あたり1650円とビジネス書1冊程度の金額で楽しめるのも魅力のひとつです。

新規登録で最初の7日間は無料でお試しできるので、興味のある方はぜひ一度チェックされてみてはいかがでしょうか。

「グロービス学び放題」

NewsPicks

「NewsPicks(ニューズピックス)」は、「経済をもっとおもしろく」をキャッチフレーズとしたビジネスパーソンのためのソーシャル経済メディアです。

テクノロジーや金融・経済、キャリア・教育などの厳選された国内外の経済ニュースをいち早く知ることができるのはもちろん、専門家の見解や世論の意見などもチェックでき、知識が浅いニュースでも楽しく簡単に効率的に理解を深められます。

また、ニュースに対して自身の見解をコメントすることも可能で、アウトプットとして活用することができる点もNewsPicksの魅力と言えます。

さらに、有料プランに登録することで文章だけでなく充実した動画コンテンツも閲覧可能となり、ビジネス知識習得の幅を広げてくれます。料金プランは、3年割プランの適用で1ヶ月あたり1,083円で楽しめ、最初の10日間は無料でお試し体験することができます。

NewsPicks

Linkedinで仕事情報を取集して視野を広げる

仕事に直結する情報収集をおこない転職活動にも繋げていきたいという方におすすめしたいのは「Linkedin(リンクトイン)」です。

Linkedinは、世界最大級の「ビジネスSNS」で、発祥となったアメリカを中心にビジネスインフラとして事実上スタンダードとなっています。

Linkedinの特徴として、実名と顔出し登録というFacebookに近いイメージですが、ビジネスに特化している点からほかのSNSと比べても独自のポジションを築いており、ハイクラス人材や外資系人材を中心に多くのビジネスパーソンから支持されています。

また、Linkedinの登録ユーザー数は全世界で7億5,600万人以上で、採用・転職・営業・マーケティング・ネットワーク構築など多くのビジネスシーンで活用されているビジネスSNSと言えます。

日本での利用者は約280万人とも言われていますが、2017年に村上臣氏がLinkedIn日本法人の代表に就任し、日本人向けに使いやすく改善されていることから、今後さらに利用者が増えていくことも予想されます。

Linkedin

Udemyでデジタルスキルを効率よく学ぶ

「自身の市場価値をもっと高めたい!」という方におすすめしたいのが、「Udemy(ユーデミー)」です。

Udemyは、180000以上もの講座の中から自分がやりたいスキルを磨けるオンライン学習プラットフォームです。 Udemyの事業パートナー企業は通信教育などで有名なベネッセコーポレーションということもあり、安心して利用できる点も魅力のひとつとなっています。

学べる内容も、ビジネススキルや開発関係、IT・ソフトウェア、プログラミング、自己啓発と多岐にわたっており、自身が高めたいスキルを徹底的に学ぶことができます。

また、Udemyはサブスクリプションではなく買い切り型のコンテンツなので、いつでも復習や見直しができる点も魅力的です。

隙間時間を利用して本格的なスキルアップをはかりたい方、これから学びたいスキルが明確に決まっている方、最新の知識を補いたいビジネスパーソンまで幅広く利用できるのがUdemyの特徴です。

Udemyでは定期的に、お得に講座を購入できるセールを開催していたり、クーポンを発行していることがあるので、興味がある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

Udemy

Voicyで移動中にビジネススキルをラジオ感覚で学ぶ

「移動中など少しの時間も無駄にしたくない」「無料で有名起業家やインフルエンサーの考え方を吸収したい」そんな方におすすめしたいのが「Voicy(ボイシー)」です。

Voicyは、日本発祥の音声型プラットフォームで、ラジオ感覚で大手メディアや企業、有名起業家やインフルエンサーなどの情報やビジネススキル、考え方などを聴くことができます。

なかでもビジネス系や自己啓発系のチャンネル数が多く揃っており、忙しいなかでも耳から情報をインプットし、音声学習をしたいという方には適したプラットフォームと言えます。

現時点でVoicyの利用者は、月間250万人以上で月あたりの総視聴時間も100万時間を越えており、今後ますます盛り上がりが期待されるコンテンツのひとつです。

また、Voicyは誰でも配信できるわけではなく、審査に合格しなければチャンネル自体を持つことができません。

そのため、無料で聴けるとはいえプラットフォーム内のクオリティが非常に高い点もVoicyの魅力と言えます。まずは隙間時間で音声学習から始めてみたいという方は、ぜひVoicyを活用されてみてはいかがでしょうか。

Voicy

人生の目標を考え直す4ステップ

50代と言っても、まだ人生の折り返し地点を迎えたばかりです。

仕事に限界を感じた今だからこそ、ご自身と向き合い目標を据えて走り続けなくてはなりません。 ビジネス知識を学ぶにしても退職や転職をするにしても一度人生の目標を考え直し、その目標に向かって突き進むことが必要になってきます。

ここでは、人生の目標を考え直す4つのステップについて紹介していきます。これからの人生の目標を決めるうえで、ぜひ参考にしてみてください。

1. 今自分が続けられそうな仕事と現実を謙虚に受け止める

人生の目標を考え直すうえで、まず最初のステップは現在の自分を客観的に分析することです。

つまり、今自分が続けられそうな仕事と現実を謙虚に受け止めるということになります。 50代で今まで勤め上げた企業を退職するという選択は非常にリスクが高いことです。

退職したあとは転職先を探すことになる方がほとんどですが、50代の方を積極的に採用する企業は少ないのが現実で、採用されたとしても年収は大幅に下がることも覚悟しておかなければなりません。

いずれにしても、50代で企業を退職するということは今までと同じ生活を送れなくなるということを理解する必要があるのです。こうした状況で、考えておかなければいけないことは、「年収を増やす」ための行動です。

仮に転職して年収が下がってしまい、今よりも限界を感じてしまったら本末転倒になってしまいます。また、すぐに退職をしないと決断した場合においても、仕事に限界を感じている以上は今後のリスクに備え事前に準備をしておく必要があるのです。

2. 次に、自分が増やしたい年収の額(目標)を決める

年収を増やすためには、まずご自身が増やしたい年収の額を目標として決めておく必要があります。 なぜなら、目標がなければ目標を達成するための具体的な行動が決まらないためです。

例えば、目標の年収を700万円と決めたとして、現在の年収が600万円の場合、100万円という金額をご自身の行動で稼がなければなりません。 目標金額が現在の年収である600万円だったとしても、仮に転職先の年収が500万円であった場合は、これも100万円という金額をご自身で稼ぐ必要があります。

このようにして、今後増やしたい年収の額を目標として定めることで、これからの行動がより具体化され行動しやすくなります。

>>50代の転職で年収はどうなるのか|現状から収入アップの秘訣まで解説

3. それに最適な副業や仕事のジャンルを探す

先ほど例に挙げた通り目標の年収まで100万円足りなかった場合、どういった行動が必要になってくるのでしょうか。

1つ目の選択肢が最適な副業を探すことです。そして二つ目が最適な仕事を探すということになります。

しかし、後者の「仕事を探す」という選択肢においては、50代での転職ということを考えると現実的にハードルが高いことは前述した通りです。それを踏まえると、「最適な副業を探す」という選択が理想と言えるでしょう。

まずは、最適な副業を探すために数ある副業のなかでご自身に合ったものはどのような副業なのかリサーチするところから始めていきましょう。

4. 本業+副業で両立できるよう、新しいことを学び続ける

本業とは別にアルバイトをするのも立派な副業として捉えることができます。 しかし、本記事でもここまでで触れてきた通り、スキルアップを前提とした副業でなければ意味がありません。

例えば、プログラマーの副業をするのであれば、プログラミングを学ばなければなりません。 そして、そこで学んだプログラミングのスキルは副業としてはもちろんのこと、現在の仕事に限界を感じ、退職や転職を決断した際にも大いに役立ちます。

このように、本業をしながら新しいことを学び続けることでご自身の今後の人生の幅が広がり、豊かな人生を歩んでいくことに繋がっていきます。

まとめ

ビジネスパーソンが仕事に限界を感じることは、決して珍しいことではありません。特に50代は、今後のキャリアや人生設計、家族のことなど多くのプレッシャーを感じる時期でもあります。

なかには、今後の人生に夢や希望を抱かなくなったり、ご自身から積極的に学び成長することを諦められている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、50代は人生の折り返し地点に到達したばかりで、まだまだ人生の目標を明確にして成長し続けることができる年齢です。

仕事に限界を感じると、どうしても退職や転職といった選択肢に捉われがちですが、50代を機に新しいビジネス知識を学び「副業」という新たな挑戦を始めてみてはいかがでしょうか。